【クリア後レビュー】Tales of ARISE(テイルズオブアライズ)【ネタバレ有り】

 

みなさんやっはろー!

 

ということで今日は2021年にゲームオブザイヤーRPG受賞等

各メディアや優秀なゲーム作品でも数々の賞を受賞した

 

 

テイルズオブアライズ(TOARISE)

こちらを今更ですがクリア後レビュー・感想として書いていきたいと思います

今回も「ストーリーのレビュー」だけになりますがご了承下さい

 

昨年2021年に発売したRPGですが

今でもまだRPGとしては高い評価を受けているので是非気になったら購入して下さい

 

勿論ストーリーのネタバレを多く含みますので観覧注意です

 

■著者・プレイ環境

 

プレイ時間 約60時間

プレイ機種 プレイステーション5(PS5)

備考 トロフィー獲得率80%前後

 

 

■ストーリー・レビュー/総評・感想

 

テイルズオブアライズのストーリー本編に関してのレビューですが

率直に言えば今回次世代機(PS5/XBOXシリーズS.X)に向けての進化した作品でもあり

海外視野を入れていた作品という事もあって

今やっても万人受けするような王道な物語でもあります

 

最初に全体のあらすじをざっくりお話すると

まず2つの惑星「ダナ」と「レナ」という星が隣接するように存在していて

文明発展が速いとされているレナがダナに対して進行を開始

ダナの人々を奴隷とし、全ての源でもある「精霊力」集め統治していきます

その精霊力はレナに送られており、なんとか阻止しなければという冒頭の展開に繋がります

 

主人公・アルフェン(登場時は仮面の男)は記憶と痛覚の失いダナで生きていて

その時にレナ人であるのにも関わらず追われている身でもあったシオンを追い

その後シオンを助け、シオンの中にある荊の存在を知り進んでいきます

 

途中でカラグリアの人々と出会いギルド長でもあるジルファと合流し

そこでレナ人達がこのダナで行っている「スルドブリガ」と「スルド」という

要するにレナの王座を決めるために精霊力の回収や統率力を争う戦争を起こしており

それらを阻止しなければダナもろとも根源から破壊されてしまう事から

アルフェン達は立ち上がり、複数人いるスルドを討伐しに行きます

 

その中でシオンは一度は友好関係をアルフェン達と結んだものの

この時点では「ダナとレナが和解できるはずがない」という疎外感や葛藤の中でも

本来の目的であるこの支配しているスルド達を倒してレナを導きたいという思いから

ダナ人との行動する事を嫌うものの目的の一致で進んでいきます

 

その後精霊力を操作しているスルドを倒しながら

リンウェル・ロウ・キサラ・ティオハリムの協力を得ながらもスルドブリガを阻止し

精霊力でもあった火・風・土・水の四元素でもあるマスターコアを入手していきます

 

そしてここで本編のキーパーソンでもある「レナス・アルマ」が鍵を握ってきます

レナスアルマというのはダナとレナの中間にある精霊力を中継・変換する

いわば転送拠点とも言える「レネギス」という場所があるのですが

それらの精霊力を用いて作られたいわば「精霊力の塊」みたいなものがあります

これらはその四元素のコアを用いて作られるものであり

<王>と呼ばれる存在と、<巫女>と呼ばれる二人の潜在能力を利用し儀式をする

その成功功績として実際のレナの王になり統治ができるというものです

 

ただ本編から200~300年前にその儀式が失敗に終わり

レネギス自体が崩壊寸前まで追い込まれ、その際にその腹いせでもありますが

レナ人はダナから精霊力や人々をその労働力として強制奴隷化してしまうのです

 

アルフェンもここからその200年前後前からの記憶が徐々に断片的に取り戻し

仮面も序盤で破壊されます

その頃には自分が何者かはまだはっきりとは自覚はしていませんが

全てのスルドを倒しマスターコアを入手した頃には

自分がレネギスで「実験体として利用され唯一適合した<王>」である事を思い出し

ほとんどの記憶を戻していきます

 

<王>や<巫女>とはなんなの?と思う人もいらっしゃいますが

簡単に話すとダナ人・下級のレナ人をレナスアルマを生成するために強制的に

精霊力の操作をされる=人体実験がレネギスで行われていました

その時に偶然にもその人が持つ精霊力を覚醒・適合させて誕生したのが

アルフェンということになり、アルフェンが<王>としてレナスアルマを生成する

第一人者ともいえる適合者ということになります

 

なのでシオンのマスターコアを利用して「炎の剣」を使いこなせるのも

<王>して操作された人間だから故の精霊力の強さがアルフェンにはあります

痛覚等が戻ったとしても使いこなすことが容易になっているという事です

 

一方シオンの中にある「荊(いばら)」の存在

そのアルフェンと儀式を行ったネウェリという巫女がいるのですが

儀式の最中にアルフェン自体がその儀式の負荷に耐えきれず精霊力が暴走し

それらをネウェリが一心に受け止めた結果、荊という闇と負が合わさった精霊力

宿してしまいそれらは以後後継・子孫にまで受け継がれています

言ってみればシオンがネウェリの子孫ということでもあります

 

そして途中で「ヴォルラーン」と呼ばれるスルドが登場しますが

何故か執拗以上にアルフェン達を追い回し、アルフェンを憎み続けています

途中で一旦撤退をしますが、このヴォルラーンも<王>の「適合者」でもあります

つまり<王>が2人いる状態...多分言わずとてヴォルラーンの気持ちは理解できますね

 

そして終盤になるとレネギスまで

アルフェンがネウェリにコールドスリープ状態にしてもらっていた「星船」を見つけ

その後レネギスへと足を運びます

レネギスでは既にダナの星の根源でもある精霊力が過剰なまでに吸収されており

拠点自体が強制的に変形してしまいそこにいるレナ人達も混乱状態になっていました

 

そしてアルフェンが居た施設で先程も話をしたとおり

この施設で300年間で成功した<王>はたった2人だけということも判明し

それがアルフェンとヴォルラーン

他の被験者・実験体となった人々は全て廃棄処理をされてしまったということになります

 

全体的に中盤~終盤にかけて「赤い女」が登場してくるようになります

それが何者か?という観点もここで判明してきます

赤い女の正体は荊や精霊力・虚水と呼ばれる負の根源を義体化した存在ということ

最初はその様に思われていましたが、アルフェン達がいよいよレナに乗り込もうとした際に

レナ自体「星ではなかった」事が判明します

 

つまるところレナは惑星ではなく、完全に欠落してしまっている兵器と化していました

そして何者かによってアルフェン達がレナに向かおうとしてた時に転送されます

 

ここでその赤い女の正体も含めた「ヘルガイムキル」という存在が登場します

このヘルガイムキルは「本当のレナ人」という事が判明しています

これはどういうことかというと現在人の形をしているレナ人達は

簡単に言うとこれらもヘルガイムキル達によってダナ人が強制的に施された人間である事

つまるところ現存しているのは全てもとを正せばダナ人ということが判明します

 

バックグラウンドで「リンウェルが魔法使いの子=悪魔」とダナで罵られていた事も

言わばリンウェルの祖先がヘルガイムキルの改造を施され無理やり精霊力を宿し

魔法・魔術を利用できる存在として恐れられていた事にも繋がってます

 

「わからない!」という人の為に超簡単に説明すると

現存している人間は全員は「ダナ人(シオンやテュオハリム含めた全ての人間)」

魔法や魔術・精霊力を宿して利用できる人は「改造を施されたダナ人(新レナ人)」

全ての根源でありレナで生活をしていたのは「ヘルガイムキル(本当のレナ人)」

ということになります

 

そういった経緯の中でレナスアルマを別のヘルガイムキル(赤い女)に奪われ

その転送先に居た拠点のヘルガイムキルに最終段階まで成長したレナを食い止める方法

そしてシオンがそのレナスアルマで長年封じ込められた荊を壊し

人として次に生きることを確約し、レナへと向かいます

 

そして終盤最後になると既にヘルガイムキルはレナスアルマの膨大な負の力で

闇に葬られた存在となり、それらがラスボスとなります

これを倒すことによってレナスアルマを入手して儀式を始めようとするのですが

途中レネギスでも再登場したヴォルラーンが爆破事故から生還して再び登場します

この時点でまた儀式が破綻したものの、シオンが命を引き換えに全て闇を吸収し

荊が覚醒している状態の中「二人の王の最終決戦」になります

 

これが終わると全ての精霊力が解放されて終わるかと思いきやそうは行かずに

最後にダナの精霊力を借りる為に「王と巫女の力」を利用して

荊を崩壊・消滅させ、レナとダナの惑星はひとつの姿になり終わりを迎えます

 

 

断片的なストーリーネタバレの解説になりますが

テイルズオブシリーズらしい物語で

決して駄作ではない王道な物語でした

 

その中で「差別や偏見」の中で「平和や将来性」を見据えて足を歩ませて行く

アルフェン達一行のひとつひとつ面白い話もありながらも

なにかを「守る」ということそれを要約すれば「約束を果たす」という事にもなります

そういったひとつひとつの言葉にも物凄いメッセージ性が強く込められています

恋愛要素も最後は入ってくるものの、物凄く完成度の高い物語でした

 

全体的に

男性よりも女性が好きなストーリーだなという部分もありますが

やはり「誰でも楽しめる王道なファンタジーのシナリオ」だと思いますし

起承転結やメリハリ・サプライズ展開もちゃんと準備されていますので

 

個人的にはなりますが

テイルズオブシリーズでも五本の指に入る傑作」だと思います

 

 

 

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